カルトナージュ作品をきれいに仕上げる4つのコツ

カルトナージュで作品を作ったけど・・・綺麗に作れない。
そんな悩みはありませんか?
技術の大事ですが、きれいに作るにはコツがあります。
お教室では教えてくれないそのコツを
カルトナージュ講師歴10年以上の私が、お伝えします。

カットの重要性

厚紙をカットするのは大変ですよね。

1mmならいいですが、2.0mm、2.5mmと厚くなってくるとつい力が入ってしまいます。

以前カッターの話で書きましたが、厚紙は力を入れてカットしてはいけません。
ケント紙やコピー用紙をカットする力で大丈夫です。
力を入れて早く切ろうとすると断面がガサガサになったり斜めになったりします。
力を入れず何回も切ることから始めてください。

カットした断面までチェックしてくれるお教室は少ないと思います。
・断面は斜めではなくまっすぐであること
・切ったカスがついていないこと
など、カルトナージュを作る方が、最初から気を付けてほしいことです。

ボンドの種類とつけ方

素材によって使い分けるとよりきれいな仕上がりになります。

カルトナージュ専用のボンドや中性に近いボンド等あります。
ですが、手に入りやすいので木工用ボンドで全て行っても大丈夫です。

ボンドの種類より、素材に合った分量で貼ることの方が大切だと思います。
どうしてもはりにくい時は、アイロンなどを使用するのもいいですね。

どの素材も基本つけすぎないことです。

紙素材は染みないから・・・という理由で
多くボンドをつけてしまう人がいますが、これは間違いです。

物を貼る時、ボンド量が多いほど張り付くのではありません。
ボンドの塗りすぎに注意しましょう。

特にリバティ等の薄い生地の場合、染みてきてしまうので注意しましょう。

モアレやインテリアファブリック、ポリエステルなどが入った生地を使用する時、つかないからとボンドを多く使用する方がいますが、これは間違いです。

紙素材はパヴェ等で空気を抜きながら貼るのがコツです。パヴェはこちらで購入できます。
フロリレージュ
カルトナージュアート

生地の種類で角の処理を変える

リバティ生地、インテリアファブリック、スキバル・・・様々な素材があります。
その素材に合わせて角のカットを変えて処理していますか?

カルトナージュで作品を作る時、なるべく生地の重なりを減らしてきれいに作りたいと思います。そのため、生地の特徴によって生地の切り方を変えます。

リバティは目が詰まった生地なので必要量ぎりぎりでカットしてもほつれないので大丈夫です。
同じ理由でスキバルなどの紙素材もぎりぎりでカットして大丈夫です。

インテリアファブリックは、織り方や糸の太さがリバティ等と違うので生地に余裕を持たせて切ります。
はさみの入れる方向も違います。
ご自身の使う素材に合わせてカットしましょう。

インテリアファブリックはほつれ止め等をしておくと安心して作業できます。
ほつれ止めをする際はボンドがよく乾いてからカットしましょう。

アイロン

作品に空気が入っているときれいではありません。
貼った生地が浮かないために、ボンドはしっかりつけましょう。
(しっかりとたっぷりは違いますよ)。

そして、生地を貼ったら、一回一回、一面一面アイロンで抑えましょう。
このひと手間できれいな仕上がりになります。

アイロンは低温、または電源を切ってから使用しましょう。
決して高温で使用してはいけません。
また、素材によってはアイロンをかけることで光ってしまうこともあります。
洋服のアイロンがけと同じで、試してからかけることをお勧めします。

もし、
空気が入ってしまって直すことができない状態なら・・・貼りなおすことも考えましょう。

まとめ

カルトナージュで作品を作る時、早く作らないことが重要だと思います。
早い=きれいではありません。

決してダラダラ作ってくださいといっているのではありません。

一つ一つ丁寧な工程がきれいな作品につながります。
失敗してしまった時は早めに対処したりやり直すことできれいな仕上がりになり、長く使うことができる作品になります。

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